こんにちは松島です
兵庫県で歯科医師しています
本日はアイスペシャルを使用中の先生が、もう少しキレイに口腔内写真を撮りたいという場合に、追加するべき機材についてお話していこうと思います。
というのも最近、アイスペシャルは持っているけど、それに追加してもう少し高画質に撮影できる機材が欲しいという相談を注文や公式LINEを通じて頂く機会も増えてきました。
アイスペシャルは確かにこの業界で最もコンパクトで使いやすいカメラであるものの、もう少しこだわって撮影しようとすると難しくなるという特徴があると思います。
なので今回の記事では
1.アイスペシャルと一眼レフでの写真の違い
2.アイスペシャルに追加するのがオススメの口腔内写真用機材
この2つについてお話していこうと思っています。
記録はアイスペシャルで十分高画質
こだわった症例にはツインストロボをつけた一眼レフが効果的
まずアイスペシャルの画質についてですが、アイスペシャルの画質というのはすごく高いレベルにあるので、記録として歯がしっかりと写っていれば良いというケースにおいては、このカメラは軽くて、簡単で、すごく良いと思います。
患者さんにその場で説明するのを目的とした機材としては究極形に近い製品だと思っております。
でももちろん限界もありますので、そこについて解説していきます。
アイスペシャルと一眼レフの違い
アイスペシャルと一眼レフやミラーレスにおいて、どのように違いがあるかというのを表で説明していきます。
| アイスペシャル | 一眼レフ(ミラーレス) | |
|---|---|---|
| カメラの種類 | コンパクトカメラ | レンズ交換式カメラ |
| センサーサイズ | 1/1.7inch | APS-C / フルサイズ |
| 操作 | オート主体 | オート/マニュアル |
| 画質 | 良好 | 非常に良好 |
| 被写界深度 | 深い(全体にピント合わせる) | 浅くできる(ボケを作れる) |
これらが主な違いになると思います。
アイスペシャルはコンパクトカメラの派生形で、一眼レフはレンズ交換式のカメラです。
そしてこの中で最も大きな影響をもたらすのが一番大きな違いがセンサーサイズの違いです。
センサーサイズと画質の違い
センサーというのはレンズで取り込んで映像を読み込んで写真にする上で、ものすごく重要なパーツで、このセンサーのサイズとレンズの性能によって画質の良し悪しが決まるといっても過言ではありません。
語弊を恐れずに簡単に言えば、センサーが大きいほど画質が良い。ざっくりそう考えていただいて間違いないと思います。
だいたいの一眼レフカメラのセンサーはアイスペシャルのセンサーよりも面積比で言うと5倍以上大きいものです。
なので、基本的にアイスペシャルよりも一眼レフやミラーレスのカメラが画質が良くなる傾向にあります。
画質の傾向で言うと、アイスペシャルの写真は少しデジタル感のあるコントラストの強い写真になりやすく、一眼レフ・ミラーレスの写真ではグラデーションが滑らかで、繊細で上品な写真になりやすいです。

操作感の違い
アイスペシャルはデジタルズームやピント操作を内部のメカで行うのに対して、一眼レフの場合はレンズを交換したり、ピントリングを回すような操作で行います。
そのため、一眼レフは慣れるのに時間がかかる、機材選びが難しいという側面がありますが、慣れたり、一度機材をそろえてしまえば、直感的に操作できて、早く安定して撮影できるというメリットがあります。
画質の違い
画質に関しては、アイスペシャルの利点にセンサーのサイズが小さいために、光のグラデーションを上手くとらえてくれにくいという要素はあります。
ただ写真の被写界深度つまりピントの合う位置が広いので、慣れていない先生や衛生士さんが使う上で、ピントの合っていない失敗写真はアイスペシャルの方が少ない可能性があります。
対して一眼カメラは滑らかな諧調表現や、ボケ感のある立体感のある写真が撮りやすい傾向にあります。
ピントの合う幅は狭くなりがちなので、慣れていないうちはピントが合っていない写真を撮ってしまう可能性はあると思います。
では今まで書いたことをまとめてみます
一眼レフのメリット・デメリット
〇 より高画質な写真を撮りやすい
〇 症例写真でボケを生かした立体感な表現ができる。
〇 機材を付け替えることができるので、思うような写真に近づけていける。
〇 慣れれば操作が速くて簡単。
✕ 機材が大きく 重くなりやすい
✕ 設定する機材が多い
✕ 設定する項目が多い
✕ ボケた失敗写真が生じるリスクがある。
アイスペシャルのメリット・デメリット
〇 小型軽量
〇 操作が簡単で扱いやすい
〇 ぼけにくいので写真の失敗が少ない
〇 特殊な便利機能が使える
✕ 画質がやや悪い
✕ 操作がオート任せなので、思った通りに行かないことがある
✕ 付属するストロボなどの機材を変更したりできない
✕ 動作がややモッタリしている
アイスペシャルに追加するべき機材
では上記の点を踏まえたうえで、追加するのにオススメなのが
症例写真をより本格的に撮るための機材=ツインストロボをつけた一眼カメラ
という形になると思います。
というのも普段使いの患者さんへの説明レベルであれば、アイスペシャルの画質というのは十分で、きちんと伝わるレベルを十分に満たしてくれているので、記録はアイスペシャル、症例発表用には一眼レフというすみわけをするのが、最もコストパフォーマンスやワークフローのシンプルさが最大化できるかなと思っています。
そうなってくると、中途半端な性能のカメラを買い足すくらいなら、結果的に効果を実感できるほどの性能差はなくなる危険性があるので、今回はなるべく良い仕上がりになるような製品を紹介します。
今回紹介するセットを使用して実際に撮った口腔内6枚法の写真を載せます。
これで性能差が感じられるようなら追加されることをオススメしますし、そうでもなければ、そのままアイスペシャルを使用される方が良いかもしれません。
こちらのカメラのセットは以前の記事で紹介しているカメラですが、
【最高画質追及モデル】Z30 + デンタルズームレンズ + ツインストロボ / バウンサー
このセットです。
リングストロボのモデルは便利ですが、仕上がりがアイスペシャルに近いので、今回の場合はこのツインストロボを使用した機材を利用していただける方が、差別化できていいんじゃないかなと思います。
上記カメラのセットについては下記ページでまとめていますので、ご覧ください。
ということで、今回はアイスペシャルと一眼レフの違いについて紹介しました。
少しでも口腔内写真に興味を持つ方が増えたらいいなと思っています。
不明な点はいつでも公式ラインからお問い合わせください。